英語学習のポイント

英検5級は子供の英語のレベル確認に最適!~英検5級の試験の特徴と試験対策~

英語の検定試験は種類が沢山ありますが、小学生のお子さんが受験しやすい検定と言えば英検ではないでしょうか。

今回は、英検の第一歩と言える英検5級の試験の特徴と試験対策についてご紹介します。

英検5級の試験内容

英検はレベル別に、5級・4級・3級・準2級・2級・準1級・1級と7つに分かれています。5級を受験する目安は中学初級程度です。筆記テストが25分間・リスニングテストが20分間です。

また、2016年からはスピーキングテストも行われ、5級と4級受験者全員に受験資格があり、検定試験の合否とは関わりなくコンピュータ端末で受験する事が出来ます。

試験内容は、身の回りの生活で良く触れる物・動作に関わる英単語や、基本的な会話文、文の並びを理解出来ているかを問われます。

英語を学び始めた方が、基本的な内容を自身でどれだけ理解できているかを確認したくなった際に受験してみると良いでしょう。

試験問題の構成も決まっています。英検の公式HPにも記載がありますが、筆記テストは第1部と第2部は短い文章の穴埋め問題、第3部は文章の並び替え問題の3部構成になります。

英検5級のリスニング内容

リスニングも3部構成で行われます。

第1部はイラストを参考に会話文を聞き、適切な答えを選ぶ問題。第2部は対話と質問を聞き、適切な答えを選ぶ問題、第3部は3つの英文を聞き、イラストに合う内容を選ぶ問題です。

まずは英検公式HPに掲載されている過去問を解いてみて、お子さんに適した級か判断しても良いと思います。また公式アプリも提供されているので、それを使って無料でリスニング練習することも出来ます。

英検5級は過去問を有効に使って試験対策をしよう

まずは、公式HPに掲載されている過去問3回分を使って試験の形式・時間配分に慣れるようにしましょう。お子さんが試験に慣れていない、長時間集中が続かないと言う場合には、単元ごとに時間配分を決めて少しずつ解いてみる方法でも構いません。

そして、間違えた問題やあやふやだった問題、分からなかった単語などを改めて書き出して覚えます。英検は選択問題なので、スペルを一つずつ覚える事を重視するというよりは、その英単語を見て即座に意味が理解出来るように訓練します。

また、単元ごとに苦手な分野が無いかを確認します。例えば、筆記テストの穴埋め問題は得意だけれど並び替え問題が苦手な子の場合は、単語力はあっても文章の構成を考えるのが苦手という事になります。

この文章の構成の対策としては、ルーズリーフなどの紙に英検問題の文章を単語ごとに少し間隔をあけて書き出し、単語ごとにハサミで切ります。

単語が書かれた紙をバラバラにして置き、文章の順に並べる練習をします。色々なテキストを使うより、同じ問題を何度も解いて時間配分の感覚や出題形式をつかむ事が大切です。

英検対策に家から目的地まで見た物を翻訳しよう!

5級の試験に出てくる英語表現は日常で良く使用するものが多いので、普段の生活からでも十分試験に備える事が出来ます。どこかに外出する際に、目に映ったものを英語の短い文章に直してみる訓練をすると英語で考える癖がつくのでおススメです。

家の玄関に立った所から始めた場合、

  1. 私は青い靴を履く。
  2. 私はドアを開ける。
  3. 今日は曇っている。
  4. 子供達が公園で遊んでいる。
  5. 女性が赤い服を着ている。

などです。素早く考え、口から英語で発するという練習なので簡単な短い文章で構いません。

書いてみると文章が作れるのに、頭の中で考えてみると中々英語が出てこないと言う大人の方にもおすすめの練習方法です。肯定文で文章を作るのに慣れたら、「今日は見た物を疑問文で作ってみよう」とルールを決め、練習すると色々な文章を頭の中で作れるようになっていきます。

また、身体を動かしながら記憶する方が、定着率が高く記憶できる量も増えるという脳科学の研究結果もあります。晴れた日はお子さんとお散歩しながら英語学習も良いですね。