自分が子どもの頃は小学生の高学年にローマ字を勉強したような気がしますが、今は小学3年生の時にローマ字を学びます。
小学校の学習指導要領には「第3学年においては,日常使われている簡単な単語について,ローマ字で表記されたものを読み,ローマ字で書くこと」と書かれており、3年生でアルファベットを学び、ローマ字を学ぶ事になります。
でもインターネットでローマ字学習の意見を見ると、学ぶのに賛成派、学ぶことは害があると反対派を見かけます。
でも親としてはローマ字を学ぶ事は、パソコンのキーボードでローマ字打ちが出来るようになったり、英単語を何となく読めるようになるのかなと期待する人もいるかと思います。
自分も同じように期待し、特小学1年生の息子にローマ字覚えさせたら英単語を何となく読めるようになるかなと思って、試しにローマ字の勉強をやらせてみました。
結論から言うと、息子は自分の名前はローマ字書けるようになりました。でも小学生低学年にローマ字を教えるのは大変だし、本人もかなり大変そうでした。英単語を読めるようになったかというと、効果を感じられるほどの成果は出なかったです。
小学校でローマ字を教えるのはこちらの記事を見ると先生からも非常に大変ですので、学校の勉強に置いていかれない程度に予習するぐらいで十分と感じます。
小学生にローマ字を教えた理由
私自身は小学校では勉強が嫌いでローマ字の勉強もよく分からずに中学生になり、英語の勉強で大変苦労しました。
今は社会や仕事だけではなく、教育もグローバル化し、息子が大学進学を考える頃は海外の大学に行くことが普通になるかもしれません。
そう思い、息子は幼稚園年長の秋から英会話スクールに通わせました。幼稚園生の時の英語は英語に親しむ程度なので、簡単な単語を覚えたり、英語の歌を歌ったり、ゲームをしました。外から授業を見ていると英語で遊ぶという印象です。
でも小学校に入ると英会話スクールの英語学習が「遊ぶ」から「学ぶ」になります。覚える単語も増えましたし、苦労したのは英単語をどうやって読むかです。小さいうちは英単語の読み方は丸暗記しかありませんでしたので、なんとなくでも英単語を読む事ができなかったのです。
そこで仮説として小学生になった時点では、アルファベット(大文字・小文字)は息子も理解していたので、もしやローマ字を理解したら、英単語もそれとなく読めるようになるかもしれないと考え、ローマ字を教えてみました。
小学生にローマ字の練習で使ったものと覚え方
既にアルファベットは覚えていたので、ローマ字を教えるには基本はワークブックとローマ字表を使いました。
例えば無料でダウンロード出来るローマ字表があります。こんなサイトを活用させてもらいました。
またワークブックはこれを使いましたが、ひたすら書く作業ですので、子どもには少し退屈だったようです。(ぜひ、うんこローマ字ドリルとか、ダジャレローマ字ドリルとか子どもが楽しめるローマ字ワークブックやドリルが出てほしいですね)
またお風呂でも、ローマ字表を貼って、親子で遊びながら学ぶ工夫もしています。
ただ英語の学習とローマ字の学習の同時並行は子どもにとってはかなり混乱するようでした。曜日によって、今日は英語、今日はローマ字の勉強としましたが、短期的にローマ字の勉強をさせた方がいい印象があります。
小学生の低学年にローマ字の勉強は早かったか?
これから、外国語学習は小学生3年生から、英語は5年生から始まります。いきなりアルファベットを学ぶのは大変ですので、小学生3年生でローマ字を学ぶ時にアルファベットを学んでおくことは、英語学習でのつまずきを小さくする事が出来ると感じます。
またローマ字は、社会でも使いますので、ゆっくりでしか読めなくてもローマ字とはどういうものかを覚えておくといいでしょう。
また今回、ローマ字学習したのはスローペースで1か月ほどですが、息子は自分の名前をローマ字で書けるぐらいまでになり、知らない英単語を読むときは間違っても果敢にチャレンジして読んでくれるようになりました。
これらを思うと、低学年でもアルファベットからローマ字の勉強は決して早くはなかったと思います。