2019年1月に行われた英語検定試験5級に小学生1年生の息子が合格しました。英検5級の合格選定ラインの少し上の点数でしたのでギリギリ合格でしたが、目標の「小学校の低学年のうちに5級合格」を達成できました。

英語検定5級は中学初級程度の初歩的な英語の理解と表現が求められるレベルです。英語を勉強する上では最初に目標とすべき資格にもなりやすいです。ただ今回受験した点数の内訳はリスニングは8割とれたのに英文法が3割ちょっとしか点数が取れていません。これはたぶんリスニングやフォニックスにちょっと偏った勉強をした結果ですね。
なお、英検には「英検Jr.」(昔の児童英検)があります。ただ英検の検定料が5級で2500円と、他の英語資格試験に比べると安価であることや、試験会場も多く受験しやすい事、今後2020年の大学入試の改革で活用される可能性がある事を踏まえ、最初に英語の資格として英検5級を目指しました。
幼稚園の時の英語の勉強のきっかけと勉強方法
子供に英語の勉強を始めさせたのは、我が家では幼稚園年長の秋からになります。
自宅学習は幼稚園年中から始めました。幼稚園年長の時期にマイペースですが小学生1年生で行う国語(ひらがな、カタカナ、漢字)の読み書き、算数が終わっています。その為、自宅学習の時間に少し余裕ができました。
また自分が通っていた英会話学習に幼児クラスの夜クラスが出来るというので英語を習わせ始めました。
早期教育で英語を早くから習わせる人もいます。ただ我が家ではコミュニケーションを取るには日本語をまずきちんと身につけてほしいという方針を取っています。その理由として身内に保育士がおり、園児の中で英語は話せるのに日本語があまり話せなくコミュニケーションが難しい事があると聞いていた為です。
英語の勉強は何をしたか?
幼児向けの英会話スクールは週1回40分のレッスンで、幼児クラスは楽しんで英語に触れる内容となります。
- イラストカードを使って、単語を覚える
- 挨拶や自己紹介をする
- 英語の歌を歌う
- 英語のゲームをする
また通っていた英会話スクールではオリジナルのワークブックの宿題が出ました。最初は基礎なのでアルファベットを読める、書けるように自宅で練習する事から始まります。
また英会話スクールの宿題のワークブックだけではアルファベットを書く練習が足りないので、自宅では別にワークブックを買って1冊やらせました。
その後、アルファベットが終わると簡単な単語の書き取りをしつつ、CDを聞きながら楽しく単語を自宅で学習しています。ただ国語や漢字検定の勉強、算数や算数検定の勉強もあるので、週3日、1回あたり30分ぐらいしか英語学習をやっていません。
自宅学習は習慣化するため、朝ご飯を食べ終わって幼稚園に行くまでの30分でやる事にしています。
小学校1年生の英語の勉強
小学校に入ると、英語の勉強が本格的になりました。通っていた英会話スクールはかなりスパルタで小学生コースになると週に2コマのレッスンとなります。
そこでは1時間は日本人講師による文法などの時間、1時間はネイティブの講師による実践編となっています。授業はイラストカードを使った単語を覚える事もしますが、重要視されていたのはフォニックスや英文法でした。
フォニックスと勉強
フォニックス(Phonics)は、英語のつづりと発音の規則性をわかりやすく明示し、正しい読み方を学習する方法です。これをやる事で、英語を正しい発音で読むことができますし、リスニング力もつきます。また知らない単語でも何となく読めるようにもなります。
この勉強を英会話スクールで行い、オリジナルワークブックとCDで自宅でもフォニックスを軸とした単語の書き取りとヒアリングや発音を毎週2回程度行いました。
英語文法の勉強は?
英語の文法も中学校1年生レベルまでの範囲を行いました。「I am student.」から、「Do you Know ~」といった疑問文、「What、Where、When、Who、How」などの疑問文とその答え方、「I am swimming」といった現在進行形までを勉強しています。
疑問文までは比較的子供はすぐに理解したようですが「What、Where、When、Who、How」などの疑問文は意味や使い分けがかなり難しかったようです。
これはワークブックでCDを聞きながら一緒に発音するだけではなく、親と疑問文で会話をしながら徐々に覚えていきました。(でも未だによく覚えていない、理解していない所もあるようです。)
また時制は現在形と現在進行形のみしかやっていませんがごちゃごちゃになってしまう時がありました。たぶん文法をきちんとやっていないとここは難しいですね。
英検5級対策はいつから?何をした?
英検5級対策は、英検実施4か月前から開始しました。主にやったのは英検5級対策のこのワークブックと予想問題集だけです。
やらせてみると1年ぐらい英語の勉強をしているせいか、リスニング問題は何となく分かっているが、文法は壊滅的な状態でした。その為、年末年始の親が休みの時は穴埋め問題や文法並び替え問題については、1問1問親が丁寧に解説しています。これがかなり時間かかり、親も大変です。
英会話スクールでも2日間の英検対策集中講座がありましたが、1日5時間×2日間は1年生には辛いだろうと受講させませんでした。
英検5級の勉強の反省
小学校に入ってから英会話スクールで英文法が本格的に始まりましたが、英検を受けるまでの10か月の間に英文法の勉強がかなり少なかったと反省しています。もっと英文法の基礎をしっかりとやっておく必要がありました。
ただ国語や算数の勉強や、日常の小学校の宿題がある以上は英語のみに特化するわけにもいきませんでした。子供の時から効率的な資格を取るための勉強より、英語の基礎をきちんと押さえることも重要だと考えています。
次は2020年1月に英検4級受験をする予定ですが、それまでには再度英文法の基礎からやり直す予定です。