小学生3年生から外国語活動、小学校５年生から英語の授業がまもなく始まります。
英語学習は、まずはアルファベットから習い始めますが、同時に英語での挨拶や自己紹介をしながら英語学習していきます。この時は簡単な例文なので、単語などは気にしなくてもいいです。ただ少しすると英語の学習を進める上で英単語の勉強は欠かせなくなってきます。
もちろん、英語学習を進める中で単語に触れる機会がありますので、多少の簡単な単語は分かるようにはなります。
大人の場合は「単語が分からなくても前後の関係から意味を類推できる」とも言いますが、ある程度の語彙力や国語力が必要ですし。子どもにそこまでを求めるのは難しいです。
ではどのように英単語を覚えたらいいのでしょうか？
小学生の英単語の覚え方
以前、イラストや写真が書かれた英単語カードを使う方法や発音の重要性について紹介しました。英単語を楽しみながら覚える、幼児や低学年で英語学習を始めたぐらいなら、この方法はおススメです。
そしてアルファベット、大文字・小文字をきちんと書けるようになり、簡単な英単語を覚えてからが本格的な英単語学習のスタートです。
では小学校の時に英単語の学習はどこまでやればいいでしょうか？
我が家では単語がきちんと読めること、発音できること、単語を聞いて何を示す単語かがすぐに分かる事（ヒアリング）が第一の目標です。
何故なら小学校3年の外国語活動はコミュニケーションが中心です。どんな時にどんな単語を使うのか、相手は何を言っているのかが分かれば英語学習の序盤の最低ラインはクリア出来ています。
単語をスペルミスなくかけたりするのは、ごく簡単な単語ぐらいまでで、小学校3年生ぐらいまではそれ以上は求める必要はありません。
小学校で覚える英単語
小学校の時にこれだけは覚えればいい英単語というリストはありません。ただ小学校で習う英単語数の目標は、卒業までに600〜700語です。今の中学校での英単語を覚える数は1,200ですので、その半分の英単語を小学校で覚えます。
注意すべきは、600という数字は目安ですので、強制はしなくてもいいですし、興味ある分野の英単語であればそれも覚えていいです。我が家は恐竜が好きなので、関連の言葉も覚えています。
英単語を勉強する時にまず必要なフォニックス
さて英単語を覚えるときは読み方をきちんとするために、フォニックスをやりましょう。
「フォニックス」は英語アルファベットの文字をバラバラに捉えて学ぶ大事な基礎の一つです。日本語と英語の音は違う事を目からだけではなく、耳などからも体感する事が必要です。
このワークブックは、 やってみると、歌や音の聞き分け、文章の読み上げなどを収録したCDがついていて、たくさん英語の音を聞かせ、文字と関連して覚える事が出来たおススメでした。
英単語を覚える為の単語カードと書き取りは効果あったか
私が中学生は英単語を覚えるのに、ひたすら単語カードをめくる苦行をしていました。中学生の時でさえ大変だったのですから、小学生には黙々と単語を覚えさせる単語カードのハードルは高いです。子供が楽しいと思える単語の覚え方が必要ですね。
またひたすら英単語を覚えさせる為に、そしてスペルを間違えずに書けるようになるために書き取りをさせる親もいると聞きますが、我が家ではフォニックスのワークブック以外に単語のワークブックを１冊やるだけでした。
何冊も書き取りをさせなかった理由として、英単語を覚えるという目的を持ちながら書き取りをしないと、単なる作業になってしまうからです。
単に英単語を覚える為に書き取りをしなさいと言って、ひたすら書き写しさせても英語嫌いになっては意味がありません。また単に作業だけを繰り返しても多少は覚えるでしょうが非常に効率が悪いです。
書き取りをさせるにしても、小学校で英語の授業が始まるまでは、スペルはそこまでこだわらなくていいです。
英単語学習の最初の目標は英検５級レベル
フォニックスをだいたいやったら、単語は英検5級で使われている単語を目安に覚えていきました。
例えば、日付や月、曜日、数字や序数、家族、時、動作、体調や状態、動詞、名詞、食べ物、飲み物、野菜、天気、疑問詞といった単語達です。
もし無料の単語集を探しているのであれば、リズムでマスター英検５級重要単語リストがおススメです。ここの単語をリストにして印刷、毎日カテゴリーごとに音源を流しながら、一緒に発音すると英検５級の単語の殆どは覚えられました。またここのワークブックも英検５級の練習として秀逸でした。
英単語を勉強する時は英語の辞書も忘れずに
英単語を覚え始める時には必ず英語辞典も買ってあげましょう。電子辞書も迷いましたが、小学生から使うのはちょっと抵抗があったので、我が家はこの辞典を愛用しています。
この英語辞典は最初に絵辞典が30ページほどあり、学校や教室、文具やスポーツなども含め、先ほど覚えておいたほうがいい単語がイラストをもとに分かりやすく並べられています。
内容は英和と和英で語彙数が少ないですが、小学生はこれで十分でした。
