英語学習おススメ方法

小学生で取れる英語の資格~概要とおすすめ~

小学生が自らの英語力を認識し、より高いレベルの学習に向けたモチベーションとなりうる資格(検定)試験には、どのようなものがあるのでしょうか。メジャーなものから少しマイナーなものまでいくつか挙げてみました。

認知度が高く、歴史も長い英検(実用英語技能検定)

日本の義務教育(小学校高学年~高校進学時)において、取っておくべき資格として真っ先に名前が挙がるのが、「英検」です。20世紀半ばから始まり、日本の英語資格試験として最もメジャーな存在であると言えますね。

小学生では5級(中学校1年生程度)を合格したいところです。

私が英検の受験をすすめる理由は、英検が英語の基本的な能力を測れる試験である、という点です。5級に関して言えば、現在形の肯定・否定・疑問文、現在進行形などの文法事項や、中学1年生で学習する重要単語を試験範囲にしっかり網羅しています。

つまり、「英検5級を小学生ですでに取得していれば、もう中学1年生レベルの英語力を有している」と言えます。中学1年生の秋~冬ぐらいから、多くの公立中学校では各生徒の英語力の差が如実に現れてくるのです(中学1年生の夏ぐらいまでは、学習内容が簡単なので、定期テストも簡単になり、みんな高得点を取りやすいのです)。

よって、「差が付きやすい中1の秋~冬の英語力を小学生段階で身に付けている」のは、中学1年生から中学2年生前半の英語学習において予想以上に大きな「貯金」となります。

小学生のうちに頑張って英検5級を取れていたら、少なくとも中学校生活前半の英語のテストで苦労することは少なくなります。

TOEFL Primary

TOEFLは、英語圏への留学などを希望する人のためのテストです。そのTOEFLの小中学生版がTOEFL Primaryです。

留学のための試験、というのを謳っている通り、TOEFL PrimaryはListeningの比重が高いという特徴があります。およそReadingとListeningが半々で構成されています。また、TOEFL Primaryで獲得したスコアは、国内・国外問わずオフィシャルのスコアとして使用することができます。

国連英検ジュニアテスト

TOEFL Primaryと同様に、こちらも国連英検のジュニアバージョンという位置づけのテストです。

英語を学習して数ヶ月~一年くらいの小学生には、EコースやDコースなどのレベルが実力試しに適しているかと思われます。英語の音声を聞きながらイラストを見て選択肢を選ぶ問題などを通して、身のまわりの名詞や、簡単な形容詞や動詞などの知識を問われます。

ジュニア・イングリッシュ・テスト(JET)

10の級に細かく分けられており、リスニング・リーディング・スピーキング・ライティングの四つの能力をバランス良く問うテストです。小学生の受験目安としては、9-10級、7-8級が適当かと思います。9-10級、7-8級では、リスニングとリーディングが中心のテストとなっています。

英検と上記三つのテストの違いと、各テストとの向き合い方の考察

英検は「受験的な英語力」を問うテスト、TOEFL Primaryや国連英検ジュニアテスト、JETは「実践的な英語力」を問うテスト、という側面があります。

かなり高いレベルの話になりますが、TOEICで800点後半を取得している友人も、英検1級の過去問を初めて見た時、「見たことない英単語ばっかり」だったそうです。やはり英検には「お勉強的英語テスト」という様相が強いです。

決して英検を否定している訳ではりません。先に話題に出した英検5級に関しても、2016年からスピーキングテストを導入するなどして、実践的英語力の素地をつくり出そうという試みも見られます。

さて、小学生のうちに取っておきたい英語の資格、という観点では、やはり英検の優位は当分ゆるがないように思えます。やはり取っておくべき、かつ、進学を考えた時に取っておいて最も役に立つのは、現状では英検です。しかし、英検の勉強だけをしていては、実践的な英語力が得にくいのも事実です。

それを踏まえての理想ですが、「英語の基礎力は英検で、やや実践的な英語力はTOEFL Primaryや国連英検ジュニアテスト、JETのうちの一つから」それぞれ手に入れるのが良いと思います。上記のテストに全て時間を注いでしまうと、他の教科の勉強に支障が出かねません。したがって「英検+実戦力型テストを何か一つ」、これだけ勉強できたなら、かなり豊かな英語力を身に付けられるでしょう。

小学生が英語の資格を得ることで得られるもの

「資格の為に勉強した→合格して資格を得た」。この過程では、資格そのものとともに、「頑張ったものが形になった」という達成感も得ることができます。

私も、初めて合格した英検3級の合格証書は現在も大切に保管していますし、英語が一時期大嫌いだった中学生時分だったからこそ、余計に嬉しかった記憶があります。

小学生くらいの年代でも、「勉強での合格証書を手にする経験」をさせてあげたいものです。合格・不合格という分かりやすいものさしで判断されるのも大きな魅力ですし、頑張って勉強して合格証書を手にした子どもの笑顔、頑張ったけど不合格だった子どもの悔しそうな表情は、それ自体が大切なものです。

また、英語の資格の取得を目指す、その為に必死に勉強する、この過程が本気であればあるほど、合否に関わらず英語力はしっかりと向上しているはずです。

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