英語学習おススメ方法

小学生から英語の効果的な勉強の音読をやろう

学生の頃、国語の授業で教科書を音読した経験がある方も多いのではないでしょうか。

音読を積極的に英語学習に取り入れるべきか、それよりもっと他の学習に時間を割いた方が良いのか?

今回は音読を効果的に英語学習に取り入れる方法をご紹介します。

音読をする事で得られる効果

声に出して文章を読む事で、英語を声に出す事に慣れるという効果があります。英語の発音やリズムは日本語とは異なるので、音読でその感覚を養う事が出来ます。

そして、スピードを意識して音読する事で英文を早く読む訓練をする事も出来ます。

また東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授によると、脳科学の側面から見ても音読直後の記憶の容量が20~30%アップするという結果もあります。頭を英語に切り替える為にも、英語学習を始める最初の10分間で音読タイムを設けても良いでしょう。

音読をする上での注意点

音読を英語学習に取り入れる際に、効果が半減してしまう方法がいくつかあります。

自分のレベルに合っていない文章を読んではダメ

まずは、自分に合った文章を選びます。英語を始めたばかりの人は、絵本や子供向けの物語を音読すると良いでしょう。辞書などで調べなくても8割くらい単語の意味が分かるような物を選ぶと、効果的だと思います。自分にとって難しすぎる文章を選んでしまうとどのような事が起こるでしょうか?

例:以下の文章を声に出して10回読んでみてください。

例:プウプ イカヌク エラビマイン イカメアホ

10回読んで意味が分かるようになりましたか?

このフレーズはハワイの古くからある民謡「Popo O Ewa」という曲の、ハワイ語の歌詞の1フレーズです。「真珠貝の歌(Pearly Shells)」の原曲です。読んだだけでは残念ながらハワイ語を話すようにはなりません。英語も同じ事が言えます。

文章を1回だけ、何となく読むだけではダメ

文章を1回だけ読むよりも、同じ文章を何度か読む方が効果的に学習できます。

音読をする際には、①区切る部分、②リズム、③発音を意識してみましょう。音読をする文章の見本音声CDなど音源があると効果的に学習できます。同じスペルでも発音によって意味が変わる単語もあります。

これは英検を小学生のうちに3級取得を目指す英会話スクールでも毎日やらせている内容です。

また、自身で意味が分かる単語でも、うまく発音できない単語もあると思います。まず一度音読をしてみて、内容を大体把握します。

そして、自分が読めなかった単語や、意味が分からなかった単語などを調べます。次に見本の音声を聞き、一文ずつ一時停止しながらでもいいので、見本の音声を真似するように音読してみます。

どの単語を強く読み、どの単語は弱く読むのかを意識しましょう。日本語はあまり抑揚がないので、音読をする際に淡々とした読み方になってしまう事が多いです。出来る限り見本音声の真似をして同じスピードで読めるように訓練します。

そして、最後にもう一度最初から通して音読します。もし発音を見直したいと言う事であれば、最初に自分流に読んだ文章と最後に読んだ文章がどう変化したかレコーダーなどを使って録音して後から客観的に聞いてみる事で改善されます。

滑舌や声の大きさなどが相手に聞きやすいか?暗さや冷たい印象を与える声のトーンになっていないか?など意識する事も出来れば、さらに効果的だと思います。

まとめ〜音読の勉強方法について〜

音読は一方通行、自分で考えた内容を相手と話すわけではありません。私は音読をするだけで英語を話せるようになるのは難しいと思います。

しかし、自身の発声・発音等の確認や英語の文章を口に出す事に慣れるという点において、学習の一部に取りいれてみても良いのではないかと思います。