雑記

ランサーズでブログやサイトで記事を書くためのアンケートをするときの注意点

ブログやサイトを作ったり、記事を書く時にアンケートを取る事があります。例えば、あるキーワードに関する不安や悩みのリサーチをする時、自分にはない視点が欲しい時などに使っています。

今回は外注サイトでアンケートを取るときのマニュアルというより注意点についてです。外注サイトでアンケートを初めて取る人、大学などで調査法を学んでいない人にはぜひ読んでほしい内容です!

外注サイトでのアンケート

最近は、外注サイトがいくつか出てきてメジャーなものもあります。その中では、「タスク・作業」の一領域として「モニターやアンケート」があります。

外注サイトだと、属性を狙ったアンケート配信とかは出来ませんし、回答者の(性別や年齢、住んでいる地域などの)属性はアンケートの設問で聞くしかありません。

昔からリサーチ会社によるモニター調査といったものがあり、そこでアンケートを取る事は可能です。これらは回答者の(性別や年齢、住んでいる地域などの)属性もしっかり分かります。また統計処理もしっかりしてくれますし、記事のエビデンスにもなります。ただ、値段がかなり高いです。マーケティングや研究などはリサーチ会社を使うほうがいいですね。

ただ外注サイトによっては、アンケート結果は変な回答が混じっている場合は承認をしないという奥の手も使えます。(なお、非承認率は決められた割合を超える事はできません)

外注サイトでアンケートを取る時は、厳密な調査ではなく口コミ・意見を集める程度で考えて実施すべきです。

外注サイトでのアンケートの注意点

ここではある外注サイトでアンケートを何回も取った時の失敗談から注意点を紹介します。ただGoogle foamのように選択肢によって、回答画面が分岐するなどの高機能なものはないサイトが殆どです。

外注サイトでアンケートを取るときは、簡易なアンケートを取るものでしょう。

アンケートタイトルは対象者を入れる

アンケートのタイトルは必ず対象者を入れるべきです。特に外注サイトは対象となる属性の人へアンケートを届けるのではなく、普通に公開されます。そうすると、アンケートの対象と考えている人以外から、回答される場合も少なくありません

例えばタイトルはこんな感じにいつもしています。

〇 【〇〇対象限定】「~~~」についてのアンケート

×  「~~~」についてのアンケート

これでも、まったく読まずに回答する人もいます。その場合、残念ながらアンケートの回答の承認はしません。

アンケートの説明文

アンケートの説明文は、回答率を上げるために簡潔である事が重要です。ただ、少し文章を書かせる設問の場合は「コピペ」は承認しない事や、アンケートの対象者についてもここできちんと明記しましょう。

ここで明記しておかないと、万が一問い合わせがあった時に承認しなかった理由をきちんと説明する事が出来ます。

アンケートの項目設定

アンケートの項目は、いくつか機能として用意されています。

  • どちらかを選ばせる単一選択(例えば性別を選ばせる)
  • 複数選択(例えば自分の考えに合うものをいくつか選ばせる)
  • 文字入力1行(自分の年齢や住んでいる地域などを答えさせる)
  • 文字入力複数行(数十字から数百字程度のコメントを書いてもらう)
  • プルダウン式(単一選択の選択数が多い時やすっきり見せたい時に使う)

 

プルダウン式はあまり使いませんが、コメントや悩み・意見を聞きたい時は文字入力複数行はかなり便利です。文字入力複数行は最低入力文字数も決められますので、数十字などは必ず設定しておきましょう。

心無い回答者は「あ」とか入れて回答するケースもありましたので、予め数十字以上入力必要と設定しておく必要があります。

NGワードや文体の設定

NGワードの設定はあまり使いません。よほど変な回答がきそうだと感じたら、設定しておいていいかもしれません。

文体については、「ですます調」といった指定が任意で指定できます。

そこでもらったコメントをブログなどに使うのであれば設定しておくと後々楽になります。特にアンケートで回答された文章は、プロジェクト型のライティングと違って修正依頼などはできません

アンケートの限界回答数について

アンケート回答の時に、一人当たり何回まで答えていいかを設定する事が出来るサイトもあります。例えば、「~~についての豆知識」というアンケートで一人当たり何個も持っている事が考えられる場合は一人当たり5件まで回答出来るといった設定が出来ます。

ただ一人当たりの回答件数を複数にする事はあまりおススメしません。

以前、ある知識や口コミが必要で、一人5件まで回答OKで設定しました。そうすると、回答にあまりならない文章を書く人が5件も回答してきて、不満足な結果に終わった事があります。

アンケートの予備調査も検討しよう

調査設計を初めてやる人、また外注サイトでアンケートを取る人は、数人程度でいいので予備調査をやることをおススメします。

実際アンケートを作ってみて、回答してもらうと想定外の回答がかなり出てきます。大学院で調査などを使った研究をやっていても、外注サイトでのアンケートの回答は予測つかない事が多いです。

 

アンケートの回答必要数は3割増は必要

外注サイトでアンケートやると、必ず対象外の人の回答があります。

例えば「このアンケートの対象は30代のパパ」と書いていても、独身の人が回答するといった事が必ずあります。

また「~についての悩みがある人」を対象として「~についての悩みについて教えて」という設問に平気で「悩みはありません。でもね(以下、持論)」と答える人もいます。

またアンケートの自由記述欄に自分の意見を書いて欲しいとお願いしたらポエムが書かれてきた事もありました。

一部は承認しない事も出来ますが、事前にアンケートの予備調査などをしていない場合は特に変な回答率が高まります。予備調査実施済や過去の調査と同じテンプレートで調査しても変な回答は2~3割はある印象です。

ある程度まとまった数の回答が欲しい場合は、アンケート必要回答数は3割増で設定しておくべきです。

アンケートの価格設定の適切性

最近、外注サイトでは値崩れが進んでいます。これはアンケートも一緒です。アンケートの価格設定は文字数や回答者の拘束時間、回答するのに専門知識が必要かどうか、誰でも回答できるかどうかといった観点で価格設定は必要でしょう。

入力する文字数を要するアンケートであれば、3桁以上は作業単価を設定しましょう。