幼稚園の年長や小学生になると、色んな検定や資格試験を受ける事が出来ます。
「資格や検定は1年生や小学生低学年にはまだ早いのでは?」と思う人もいるかもしれません。ただ子供の勉強と将来を考えるのであれば、検定試験を早くから受けておく事はメリットが多いです。
我が家の子供は小学生1年生が終わる時は小学生2年生レベルの漢字検定9級、算数検定10級を合格し、中学生1年レベルの英語検定5級レベルに合格し、子供の勉強のやる気やモチベーションになっています。
そこで小学生、特に低学年がまず受けるべき検定や資格や勉強方法、注意事項について経験からまとめました。
小学生が検定や試験を受けるメリット
- 資格試験や検定は中学生になってもいいのではと思うかもしれません。でも、小学生でも受けられる検定や資格はたくさんあります。また検定や資格を受けて、合格する事はこんなメリットがあります。
- 勉強の予習復習になる
- 検定や資格に合格する事で子供の自己肯定感を上げる
- 勉強のやる気をあげる
- 試験慣れする
小学生で受けられる検定にこの後ご紹介する漢字検定や算数検定があります。それらは小学校での勉強と密接に関連していますので、小学校の勉強の予習や復習に使えます。また子供の学習の進捗度や理解の確認も非常に有益です。
また検定や資格に合格するという事は目標になりやすいですし、合格した場合に親がほめてあげることで勉強のやる気やモチベーションアップに使えます。
また小さい内から知らない人達と受ける試験に慣れておくと、今後中学受験での模試をはじめとした受験などにも役立ちます。
小学生にオススメの検定や試験
小学生にオススメの検定や試験は、勉強の取っ掛かりとして取り組みやすいもので子供が取り組みやすいものがオススメです。
国語の補助にもなる漢字検定
小学校の国語の宿題では、毎週漢字の書き取りの宿題が出ます。でもそれだけだと漢字を覚えるのは中々難しいこともあります。
漢字検定は10級〜1級までありますが、小学生低学年で目指すのは漢字検定10級〜8級程度です。
漢字検定10級は小学生1年生程度のレベルで80字しかありません。また漢字検定9級は小学生2年で習う240字、漢字検定8級は小学校3年で習う440字程度が出題範囲です。
受験の目安としては、10級の出題範囲は80字のみなので幼稚園の年長や小学校入学前でも受験出来ますので年長から受験をさせてみてもいいですね。年長になった時に平仮名やカタカナがきちんと書けて本を読む際に簡単な漢字を読めれば、さほど難しくはないですよ
漢字検定の勉強方法
漢字はひたすら暗記する勉強です。学年が上がると覚える漢字数も増え、難しくなっていきます。また漢字の勉強は止はねや書き順をきちんと理解していないと、漢字検定ではバツとなります。
漢検で☓にならない為には、親が子供の漢字の書き取りをきちんと確認する必要があります。その際は例えば止はねはきちんと出来ているか、小学生低学年だと枠の中に収めるよう漢字を書けるかといった事が重要です。
いきなり漢検のテキストをやるよりは、このようなワークブックをやると漢字の書き順もわかりますよ。
(2023/03/23 02:17:38時点 Amazon調べ-詳細)
勉強期間は10級であれば1〜2ヶ月、9級だと3ヶ月〜半年ぐらいをみておきましょう。
算数を得意にする算数検定
算数検定は年に3回行われています。小学生低学年であれば小学生1年生が学ぶ範囲の11級〜小学生3年生が学ぶ9級を目標とするのがいいですね。また算数検定は知識の定着やたくさん問題を解くことで算数好きになる効果も期待出来ます。
我が家では算数検定11級は小学生入学前、10級(2年生レベル)は小学生1年の終わりに受験させました。
11級のレベルは足し算や引き算が出来れば合格する簡単なレベルなので1〜2ヶ月の勉強で合格出来てしまいます。10級といった小学生2年生以降の級は掛け算や2桁・3桁の計算もあるので、親はかなり勉強を見て教えてやる必要があります。
ただ10級は小学生1年の問題も少しあるので、多少理解が出来ていなくとも基礎が出来ていれば合格出来る事も多いです。
算数検定を受けるにオススメのワークブックや勉強グッズ
算数はお風呂のポスターを貼ったり、ワークブックでやれば充分です。この程度のレベルであれば、塾や通信教材に頼らなくても、このようなワークブックを使えば、算数検定に充分合格出来ます。
(2023/03/23 02:17:40時点 Amazon調べ-詳細)
大学入試にも使われる英語検定で5級を目指す
2020年から大学入試が変わり、条件はありますが英検を大学入試にも使えます。そこで早めに英語の資格や検定に慣れておくのは、子供にとってプラスです。
例えば英検5級は漢字検定や算数検定より難易度が高いですが、小学生1年でも英語を毎日勉強していれば合格できます。
英検5級は中学校1年生程度で、過去形や未来系などが出てこないので小学生低学年でも勉強はしやすい範囲です。次の英検4級は過去形や未来系が出てきますので、子供が時制を理解出来ないといけなくて、難易度がかなり上がります。
ただ英検を受けるようになるには、アルファベットを書けるようになるから、英単語を覚えて、文法を理解し、リスニングが出来るようにならないと合格は出来ません。
子供が通っている英会話スクールの先生をお話をすると小学生低学年はリスニングを感覚で高得点を取って合格というケースが多いようです。

検定を受ける範囲の決め方と注意事項
検定を受けることを決める時、我が家では勉強の予習に充てています。漢字検定や算数検定はその学年になる前に受験し合格する事を目標としました。
そのため、数ヶ月単位で宿題以外の子供の自宅での勉強のスケジュールを組んでいます。先に検定の勉強で漢字やつまずきやすい算数を学んでおくと小学校の授業で脱落する事はないですし、子供の自信にも繋がります。
検定当日は親がどこまでついていけるか確認が必要
また検定を受ける際、子供が小さいと不安なのが検定試験当日です。殆どの検定は親が受験会場までついていき、マークシートの記入まで手伝ってあげる事が可能です。漢字検定や算数検定は同世代の子供が多いですので、試験監督もわかっていますし、さほど心配する事もないですよ。
ただ英検だけは、5級であっても低学年で受ける小学生はそんなに多くないです。そのため、小学生中学年や高学年の子供達にまじって試験を受けるのは慣れが必要かもしれません。