あなたは何の為に子供を育てていますか？
- 子供が自分で生活できる年齢まで面倒をみる義務がある為
- 子供が自分で生活出来るようになってもらう為
- 自分より人生を楽しんでもらう為
私は主にこの３点だと考えています。ではこの３点を考慮した際、学校で教えてもらうだけで子供は生活が出来る人に成長するでしょうか？
答えは“いいえ”です。
小学校～高校の教育は生活に必要な知識を教えてくれます。ただし、社会人としてお金を稼ぐ方法までは教えてくれません。TOYOTA自動車の社長も発言しているように終身雇用制度が崩壊し『実力が無くてもお金を払ってくれてくれる環境』は今後無くなっていきます。
今までの『普通に学校に行って普通に就職して行く事』が困難になっていく時代です。つまり価値のある人物像が時代の流れと共に変わってきたと言えます。例えば「任された仕事を失敗せずにできる人」から「自ら行動し発信し共感を得られる人」に変わってきているのです。
その為、自分達が育ってきた時代の考え方を教えるのではなく、これからの時代に合わせた価値の出し方をサポートしてあげる事が必要です。重要なのは“自分の価値を上げる習慣を身に付けさせる”です。
そこで父親として今、子供にするべき行動を紹介します。
今の子供に必要な鍛えるべき事とは？
今インターネットが全世界で普及し、スマートフォンの登場により急激に加速しています。またインターネット社会では、インターネットからの知識やヒントを手に入れ活用出来る人が成功や評価されています。
有名な方だとホリエモンこと堀江貴文さんは、常にネットニュースや最新のＳＮＳの発信の情報を活用しているそうです。
またユーチューバーのヒカキンさんのように特技を活かし、インターネットで配信する事で成功されている方も多くおられます。昔には無かった職業がこれからも確実に増えてきます。また反対に無くなっていく職業も出てくると思います。
これからの時代で成功や評価される為に必要なことは次の３つであるといえます。
- 必要な情報を検索するスキル
- 検索した情報を活用し行動をする行動力
- 特技(好きな事)を活かす
しかし、小中学生の子供の場合は、稼ぐ事と直結することは難しいです。寧ろ、小中学生が今鍛えるべき事は
- 自分で考える力
- 考えたことを実際にやってみる行動力
- 特技(好きな事)を見つける、伸ばす
この３つを身に付けさせる事をしていくべき事です。
父親として何をすれば良いのか？
父親としてやるべき事は次の５つがあると考えています。
- 質問しやすい環境、習慣を作る
- 質問された時に『●●はなんでやと思う？』と問いてあげる
- 答えるまでじっと待ってあげる
- どんな答えでも否定せずに受け入れる
- 正しい知識を教える”
私が実際に実施した内容を紹介します。
当時5歳の長男に考える習慣を身に付けさせようと、『何か気になったことがあったら何でも答え教えてあげるし、聞いてきてな！』 と伝え続け始めました。もちろん聞かれた内容で知らなかった内容もあったので目の前で、Googleで検索し調べて教えることもありました。
しばらくするとこんな出来事がありました。
子「なんであの電気(街灯)は光ってるの？」
私「●●はなんでやと思う？」
（子供が1分間ほど街灯の周辺をよく見て考えていた後）
子「あっ、わかった！線がずっと繋がっているからそこから電気が来てるんや！」
私「正解！なんで電気が来てるって分かったの？」
子「だってケイタイとか線で繋いで充電してたから気付いた！」
私「すごいね！その線の名前は電線と言っていろんなところで使われているよ。他は何か知っている？」
子「ドライヤーとかも電気じゃない？」
我が子の小さな成長を感じた出来事でした。それまで「分からない」や的外れな回答だったので嬉しかったのを覚えています。
子供がスムーズに答えられない場面に遭遇するとすぐに親が答えを教えてしまいがちです。そこに子供の成長のチャンスがある事に気付かずに過ごしてしまうのはもったいないです。
父親として回答に時間が掛かったとしても自分で考えた行動を褒めてあげる事が必要です。
そして間違いがあれば正しい知識を教えてあげましょう。
たとえその時自分が知らない事だった場合は、『自分も分からないから一緒に調べてみよう！』と一緒になって疑問や知らない事を知ろうとする行動をしましょう。やはり親の行動を見て子供は自分の行動を判断します。
自分で考え行動できるように育てる為にも、父親として子供の成長を考え行動することが重要です。
